敵は本能寺にあり!
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琉斗の勢いに少し驚いた正信であったが、言っている内容は理に敵う物であった。 (……確かに琉斗の言い分は尤もだ。 まさか、謀の片翼を担う者が危険な場所にいるとは考え難い。 しかも、私が軍勢を連れ近場で待機できるのは有りがたい事ではないか。 万一の事態にも対応がし易いと言えよう。) 正信は光秀の事を完全に信用した訳では無かった。 いや、正信にとっては信用できる相手は家康のみなのかもしれない。
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