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琉斗は正信の家を出て帰路についていた。
事をやり遂げた達成感から琉斗の顔は自然と笑みを浮かべていた。
それだけ正信にこの話をする事は心労のかかる物であったのだろう。
(………はぁ。
なんとかやり遂げたよぉ~。
正信様に事が知られる恐れがあるとすればこの話をする時だからなぁ~。
大体、光秀様は何の策も無く送り出すんだもん。困ったよ)
琉斗は忍とは思えない、しかしながら年相応の屈託の無い笑顔をしながら京への帰路を進んでいた。
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