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「………はっはっはっ!
家康様は世辞がお上手だ。
しかし、この城は俺の天下取りを内外に知らしめる為に建てた物にて、そう言って頂くと建てた甲斐がありますな。
この度は馳走役を光秀に任せておる。
この者は京作法にも精通しておるので適任だと思う。
何なりとお申し付け下され。」
俺は光秀に目配せをすると小さく頷いた。
その動きに合わせて光秀が家康の前に進み出た。
「……どうぞ宜しくお願い致します。
行き届かぬ事もあるかと思いますが精一杯勤めさせていただきます。」
光秀が家康に挨拶をする。
「いやいや何を仰られるか。
光秀殿が馳走役などなんと豪華な事かっ!
信長様のお気遣い感謝致しますぞ。」
家康は上機嫌だ。
楽しんで貰おうではないか!
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