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「………おぉ!あれは何だ?
あれが南蛮の品々と言うものであろうか?」
家康は商店の軒先にある品に興味を持っては駆け寄り店の者から話を聞いていた。
その姿はとても複数の国を治める大大名のものではなく、光秀は拍子抜けしてしまっていた。
「……家康様は京の町を気に入って頂いた様ですな?
馳走役としてはほっとしております。」
光秀は隣の正信に声を掛けた。
「………殿はあの様に新しい物を見ると子供の様な反応をしてしまうお方でして。
あの様なお姿は久しぶりに見ましたよ。
我が殿に代わりましてお礼申し上げます。」
正信は光秀に頭を下げた。
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