1047人が本棚に入れています
本棚に追加
「それでは家康様。
あちらの店にてで昼食をご用意させて頂いております。
京懐石の店にございます。
御口に合えば良いのですが……。」
光秀は物珍しそうに店を見てまわる家康に声をかけた。
自然と店の前に着く様な道順を歩いていた辺りが光秀らしさであろう。
「おぉ！
京懐石でございますか!?
我等は田舎者故、本格的な物を食す機会が中々ございません。
ましてや光秀殿が用意された店ともなれば京で１番の店でしょう。
我等には勿体無い事でございます。
のう、正信？」
家康は隣の正信に話を振った。
正信は微笑みを浮かべながら頷いていた。
最初のコメントを投稿しよう！