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「おいおいおい!フータン元気にしてたかぁ?俺は元気だぜ!カハハハハ!」
夏の気配が目に見える程の晴天の日に、真さんが唐突に突然予告も無しに若草荘を訪ねてきた。
真さんは暑いのに革のバイクスーツを来ていた。
それなのに涼しい顔をしている。
俺はというと暑さにバテて部屋の中でだれていた。
「なんすか?いきなりやってきてテンション高いですね、暑くないんですか?」
「あぁん?別に暑くないさ、何たって俺は人類最強だ」
「それは理由になるんですか?」、とは聞かなかった。
聞いたら拳の一つや二つが飛んできそうだし。
「それで何か用ですか?」
「あ?用事か?用事なら簡単だよ、ただ面倒臭いけど簡単だ」
「勿体振らずに言ってくださいよ」
ああ、と頷いて妖艶に笑む真さん。
「海にいくぞ。適当に人数集めろ、人手があればなお良しだからな」
「……は?」
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