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メール
次の日
俺は6月に公演の舞台稽古のために電車に乗っていた
西武池袋線の練馬駅で乗り換え中にメールが入ってきた
喜美子からだった
《喜美子》
幸田さん
幸田さんは私の事どう思っていますか?
私は幸田さんの事が好きです。
幸田は他に好きな人がいるんですか?
切羽詰まるような文章だった
《隆司》
いるよ
それだけを伝えた
ちゃんと会って告白したかっが、これじゃあ無理っぽい
彼女を喜ばせる為にあえて全てを言わなかった(Sだなコイツ〓)
《喜美子》
だったら私
幸田さんの事、諦めます。
幸田さん頑張ってくださいね。
私、上手く行くように応援してます。
まさか、こんなに予測通りの返答が返って来るとは😌
可哀相だから伝えるか😃
《隆司》
応援するって言われても・・・
告白する娘本人に応援されてたら俺はどうしたらいいんだろう?
返信が来ない😌混乱してるかな😃
俺は彼女に電話をした
《隆司》
もしもし😃
《喜美子》
・・・・ハイ
《隆司》
本当は会って言いたかったんだけどさ😌
今言うね
俺は大塚喜美子さんが好きです
付き合って下さい😌
《喜美子》
・・・ちょっと考えさせて下さい😌
プッ・ツゥーツゥ?ツゥ・・・
・・・😱なんじゃそりゃ❗❗
これは完全に予測外の答だった
なんか納得が行かないまま
微妙なキモチで俺は稽古場所に向かった
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