1人が本棚に入れています
本棚に追加
『まって、まってよぉ!!』
小さな少年が大人の後を必死で追い掛けて行く
『その娘を連れてかないで…!その娘は何もしてない!!!連れてっちゃいやだぁぁ!!!』
必死に追い掛けても追いつかない……
だめなのに…その娘は連れてっちゃいけないのに…僕が行かなきゃいけないのに……
待って…………ダメッここが…この村がもたなくなってしまう……
無情にもこの少年の言葉は大人達には届くことがないまま娘は村から遠い帝国へと連れていかれた……
それがその世界の終りへのカウントダウンの始まりだった………
最初のコメントを投稿しよう!