富男の話②

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富男ゎ、唾を飲み込み段ボールを開けた。             「あ、昆布だ…」 富男ゎ、落胆した表情で昆布を見つめた。   「待てよ、まさか全部が昆布なわけないよな」   富男ゎ、昆布をどけはじめた。 すると、白い物が見えた。 「ん!?ホタテだ!」 富男の顔がみるみる明るくなった。   しかし、ホタテゎ殻のみだった。 その他でてきたものゎ… ひじき、つまようじ、松居棒、にんにく、左右の違う靴下だった。   富男ゎ、無言で昆布に手をのばししゃぶりながら、横になり天井を見つめた…               「しおからい…」   涙と昆布の味ゎ微妙に似てるようで似てない事を知った春だった。   カツヨ編を待て
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