最終楽章 ― 協奏曲

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これからも自分達は傷つくだろうし、お互い傷つけあうことだってあるかもしれない。 だけどその根底にある、一つの壁を乗り越えた、真実という名の強い絆は切れることはない。 疲れたらその絆の影に隠れて休めばいい。もう大丈夫と思えるまで。 そうすればまたいつか、笑いあえる日がくる。 それが絆じゃなくてもいい。何でもいいのだ。 何か一つ、大切なものがあれば、それは幸せと呼べる。
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