1200人が本棚に入れています
本棚に追加
予感ってゆうのは良いのも悪いのも…
「朔、お前の想像通りだよ…。」
やっぱり当たるもので。
「俺は―…
紅桜のスパイだ。」
聞きたくなかった答えに、俺は胸を締め付けられるような感覚を覚えた。
ドウシテ…?
小さい頃から人々に嫌われ、憎まれ続けてきた俺を救ってくれたのは紗亜羅だった。
俺が中学の時に犯してしまったことも受け入れてくれた。
そんな紗亜羅を俺は当然慕ってて、紗亜羅も俺のことを『家族』だと言ってくれた。
そんなことを言われたのは初めてで、凄く嬉しかったんだ。
ソレナノニ…俺タチヲ裏切ルノ?
―ブオォォッ
殺シテヤル…ズット信ジテタノニ
「…朔!!」
黒い影が優に近づいていたのにも気づかないで、俺は封印していた力を解放させた。
最初のコメントを投稿しよう!