『入学』

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「…多分なんだ;;」 「あはっジョークだって♪」 そんな他愛ない話をしながら、私たちは校内へと踏み入れた。 「きっれ…」 校内に入って、一番初めに発言した言葉。 足を踏み入れると、そこは別世界だった。 いろんな花たちの周りに、綺麗で見たことのない蝶たちが飛んでいる。 てか、口で表せないほど素敵…。 私が感動していると、朔も目を和ませながら見ていた。 「朔、ここはとても素敵だね…。 お気に入りになっちゃった♪」 私の言葉に、朔は嬉しそうに笑った。 そして、 「優はそう言うと思った。 俺もここはお気に入り。 また一緒に見に来よう?」 その言葉に私は、最高の笑顔を見せた。 最高のつもりだった…。 「本当だね♪ その時が楽しみだ。」 「うん。 あのさ、優。 無理に笑わなくてもいいよ?」 なんで朔は、騙されてくれないのかな? どうして私が、無理に笑ってると思ったんだろう…。
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