『入学』

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*朔side* 門の前で、叫んでいる女がいる…。 迷惑だけど、あんま関わりたくないタイプ。 でも、止めなきゃウザイし、止めようか。 俺は仕方なく、女に話しかけた。 「うるさいよ、そこの人。」 自分1人しかいないくせに、自分じゃないと思ってる。 あの人、絶対バカだよね。 俺は思ったことを言うタイプだから、言ってしまった。 「今、キョドった人。 てか、自分しかいないくせに分かんないの? バカじゃない。」 俺がそう言うと、女は振り返った。 あ、やっとわかったんだ。
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