『囚われの姫』

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てか… ―ギュルギュルギュル は、腹へったぁぁ(泣)Σ ありえない大きさの音がお腹から…; 「はぁ、ご飯とかないかな…。」 そうブツブツ言いながら、またふかふかのベッドに身を沈める。 そのまま顏をあげると、 「おはようございます。 お目覚めは如何ですか?」 … …… ………(数分経過、笑) 「き、」 「き…?」 「きゃああああ!!Σ」 ―ビクッ 目の前にいきなり男が現れたもんだから、 私はおもいっきり叫んでしまった。 その人は私の叫び声に少しびくついたけど、 何事もなかったように今は突っ立っている。 ! そういえばこの人どっから…? 「あの、どっから入ってきたんですか?」 「…」 ? 男の人は黙って人差し指を上に立てる。 それと同じように上を見上げると、天井には人一人分通れそうな四角い穴。
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