臥龍死す

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                                    「・・・・・・・・・・・・これで安心です。そして楊義。陛下に善政を心がけ、必ずや魏を討ち亡き先帝の偉業を見事成し遂げてくだされ。と伝えてください。」   「はい。」   泣きながらも頷く男。 彼が楊義であり、諸葛亮の補佐を長年務めた諸葛亮の片腕であった。 しかしその任も今間もなく終わらんとしていた。     再び深い溜息をもらした諸葛亮はすっと羽扇を高くかがけた。   「ご覧なさい。あの巨星が堕ちた時、私は天に還るでしょう。」   皆がその星をじっと見つめる。 そしてついに・・・・・・・・。                   「あぁ!!」   すっと夜空を駆けるように諸葛亮の示した星は堕ちた。 そして皆がさっと諸葛亮に目を移す。
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