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ゆっくりと静かに…
ユウは由香を抱き締めた。
今は言葉などいらない。
ユウの暖かくそして優しい温もり…。
それだけで由香は安らげた。
この安心感はなんだろう。
今までずっと求めてきた
安らぎが今ここにある。
由香の頬に一筋の涙が流れ落ちた。
神様…。
私は幸せになってもいいのでしょうか?
幸せになれることすら諦めていた由香の暗い心に優しい光が降り注ぐ。
『俺は由香と一緒になりたいと思ってるから。考えておいて。』
ユウはそう言って、帰っていった。
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