別れ

1/2
前へ
/13ページ
次へ

別れ

3学期が始まった。 でもやっぱりハマに喋りかける勇気がない私。 今日ゎ学校行事で、おしるこや豚汁、味噌汁が食べれる。 これは全校生徒が参加。 もちろんハマもいる。 私は目で見ているだけ。 ハマが女子に囲まれて楽しそうに笑っているぃる所を。胸が苦しい… 喋りたいのに喋れない。 このもどかしさ… 私は心を決め、家に帰ってハマに電話をかけた。 「もしもし?」とハマがタイミングよく出た。 「もしもし?私、瑞穂」 唇の震えを押さえつつ言った。 「あぁ、どぉした?」 ハマは普通に喋ってくれた。久しぶりに聞く私への優しい声。それだけで涙が出そうになった。 「最近喋ってなかったね。ハマ、私のこと避けてるし…」こんなコト言いたいワケじゃないのに、本題に入れない。 するとハマが 「今から会えるか?」 まさか会うと思ってない私。でもココで断ったら何も進展しない… 「うん、会えるよ」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加