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近くの公園で待ち合わせ。プライベートで会うのは初めて。凄くドキドキする…
遠くの方からハマが来た。
今日に限ってカッコいい。
私服だから?
それともまともにハマを久しぶりに見たから?
こんなハマをみたら決心が鈍る…。
緊張している私を見てハマがたんぼの中に入って行った。「見てー♪俺たんぼの中入ったらお前と同じぐらいの背になったぁ!」とニコッと笑って話してくれた。
私は
「そんなに小さくないし~!ひど~(笑)」と笑って喋れて緊張がほぐれた。
やっぱり優しい…
こんな時でも私を気づかって笑わせてくれる。
私達はベンチに座った。
そして今日の行事のコトなどを話した。
そして…。
ハマが一息ついて、
「友達に戻ろ?」
と言った。
「いや!!」と、とっさに答えてしまった。心を決めていたハズなのに私は…。
「だって俺等友達の時だった方が良かっただろ?」
私は静かにうなずいた。
確かに友達の時の方が良かった…でも好きだからなかなかうなずけない。
しばらく沈黙が流れた。
私は
「分かった。別れよ…」
と言った。
でも心の中では納得がいかない自分がいた。
私はハマに涙が見えないよぅに下を向いた。
するとハマが私の頭を自分の胸に寄せて
「ゴメン…ゴメンな」
と何回も謝った。私はその言葉に涙が溢れた…。
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