君を見た‥

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それは本当に偶然だった           ただ何となく窓の外を見てた          午後3時此処が静かになり始める時間                         入口に向かって一生懸命走る子 両手で抱える花束 今にも肩から落ちそうな肩掛け鞄                   見たことない子                なんか転びそうだなと思ったら ズベシャ!! ‥‥そんな音が聞こえてきそうな見事なこけっぷり 花束を守る為手もつけず顔を強打してた 痛いのか転んだまま動かず‥ 大丈夫かなぁと思った時 急に立ちあがり服の汚れを掃うとまた走りだした           その子はそのまま入口に消えた 少し変わった子                     変わらない日常の中の少しの出来事 僕はこれから起こる変化に まだ気付かなかった
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