8人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
それは本当に偶然だった
ただ何となく窓の外を見てた
午後3時此処が静かになり始める時間 入口に向かって一生懸命走る子
両手で抱える花束
今にも肩から落ちそうな肩掛け鞄
見たことない子
なんか転びそうだなと思ったら
ズベシャ!!
‥‥そんな音が聞こえてきそうな見事なこけっぷり
花束を守る為手もつけず顔を強打してた
痛いのか転んだまま動かず‥
大丈夫かなぁと思った時
急に立ちあがり服の汚れを掃うとまた走りだした
その子はそのまま入口に消えた
少し変わった子 変わらない日常の中の少しの出来事
僕はこれから起こる変化に
まだ気付かなかった
最初のコメントを投稿しよう!