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「…騒がしいですね」
ゲーセンの中はたくさんのゲームの音がしていた。
にぎやか…
でも騒げない自分がいるのも確かだ…
「圭!このぬいぐるみ取ってやるよ」
「裕太」
私は裕太の方へ行く。
観月先輩は柳沢先輩たちと違う方へ行った。
クレーンゲームをしながらぬいぐるみを二人でみつめてた。
「…気にすんなよな」
「え…」
「観月さんには圭がいるんだから」
「………」
ふと観月先輩をみる…
先輩…携帯、気にしてる…
あの人に連絡したいのかな…
だれなんだろう…
あの人は観月先輩にとってどんな人なの…?
「圭!」
裕太に呼ばれて、投げられたぬいぐるみをキャッチする。
耳がおっきくてフワフワしているうさぎだった。
「大丈夫だろ。頑張れよ」
「裕太…」
観月先輩に片思いしてたときもそうだったなぁ…
裕太がいつも応援してくれてた。
励ましてそばにいてくれた。
「…ありがとう」
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