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軽くイライラも吹き飛んだのでまた海に向かおうとチャリに手をかけると女の子が話掛けてきた。
「……りがとう」
小さく震えながらそう話してきた。
そういえば女の子の事すっかり忘れてたや。
「別に…。気をつけろよ。」
そう言って立ち去ろうとすると黒塗りのベンツからじじいが出て来て近寄って来る。
「御祖父様~あの方達が助けてくれたんです。」
女の子がそう告げるとじじいが俺らに深々と頭をさげ
「孫から連絡を受け急いできたのですが間に合わず…本当にありがとうございました。よかったら連絡先を教えて下さい。」
断ったのだがじじいはしつこいので仕方なく俺はじじいに携帯の番号を教えた。
受けとったじじいは御礼を告げ運転手つきのベンツに女の子をつれ戻って行った。
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