─プロローグ─

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もう一度深呼吸をして、聖は空を見上げる。 淡い… 青色の様な、紫の様な。 不思議な色のグラデーション。 その中に、一本の飛行機雲が線を描(えが)いていた。 ふと、聖はある人を思いだす。 とても大切な人の事を… 「久々に… あの場所へ行ってみるか…」 そうポツリと言い、聖は朝焼けの空の下を、ゆっくりと歩き出した。
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