melody of the basement

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           声に反応して振り返ると 美和が 両手で顔を覆い 俯き気味に頭を逸らして自分からは その行為が見えないよう 必死に目を塞いでいた                  男の俺でさえ かなり退くSHOWだったのだから まだ若い 美和 には耐えられないのも納得だ               『あぁ 済んだ様だ…』            『アタシ 苦手なのよねぇこういう拷問的なやつ』           当然 俺にも出来ない… 拳銃を突き付けて 脅すのとはかなりの違いがある様に思えてならない             『聞けたわよん♪加治キュゥン♪♪』                   オカマのマギーの詳細説明が始まった                先ず 日本に上陸してきたメンバーは十五人 その中に幹部が 凜翁とあと男が二人「カルロ」と呼ばれる 若い幹部が指揮を取り「凜翁」と「TJ」と呼ばれる40代の男がサブだという 装備は それぞれが「ジェリコ」を持つ他に 「H&K」製の自動小銃を各一丁づつ あとは 自爆用に手榴弾 と余りに冴えない装備である             最後に理由だが… 俺が死んだ父親から貰った「腕時計の中の物」が欲しいらしい…中身が何なのかは 俺も知らないし 今は手元に無い           
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