48人が本棚に入れています
本棚に追加
声に反応して振り返ると 美和が 両手で顔を覆い 俯き気味に頭を逸らして自分からは その行為が見えないよう 必死に目を塞いでいた 男の俺でさえ かなり退くSHOWだったのだから まだ若い 美和 には耐えられないのも納得だ 『あぁ 済んだ様だ…』 『アタシ 苦手なのよねぇこういう拷問的なやつ』 当然 俺にも出来ない… 拳銃を突き付けて 脅すのとはかなりの違いがある様に思えてならない 『聞けたわよん♪加治キュゥン♪♪』 オカマのマギーの詳細説明が始まった 先ず 日本に上陸してきたメンバーは十五人 その中に幹部が 凜翁とあと男が二人「カルロ」と呼ばれる 若い幹部が指揮を取り「凜翁」と「TJ」と呼ばれる40代の男がサブだという 装備は それぞれが「ジェリコ」を持つ他に 「H&K」製の自動小銃を各一丁づつ あとは 自爆用に手榴弾 と余りに冴えない装備である 最後に理由だが… 俺が死んだ父親から貰った「腕時計の中の物」が欲しいらしい…中身が何なのかは 俺も知らないし 今は手元に無い
最初のコメントを投稿しよう!