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『不良に絡まれて返り討ちにしてやったのさ ジェリコは 授業料だよ』 出来立てのペペロンチーノを頬張りながら 不服そうにしている美和を宥めて 自分の話しを続けた 『マギーと言えば 新しい彼が浮気をしているみたいだから調査して欲しいらしい 今夜にでも店に顔だそうか?』 中々納得出来ずにいる美和は 手の中のジェリコのスライドをガチャガチャと弄り回している 『ジェリコが気に入ったなら使っていいんだぞ』 『何言ってるの?こんなごついグリップじゃ アタシの白魚の指が… て… そうじゃないでしょ!』 かなりお冠の様だ だが この元気なら 風邪は仮病であろう 『まぁ 酒でも飲みながらゆっくり話そう』 『それも 良いかもね♪アンタの秘密も聞けそうだし♪ ところで… 奢りなんでしょうね?』 仕方なく 俺の奢りで「オカマ」のマギーの店へ向かう事にした…
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