野球センス

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打撃の構えの段階では筋肉はリラックス《脱力》している方がいい理由について解説します。 打撃(ピッチングもそうですが)は、体幹を中心とした捻りを主体とした運動です。 すなわち、脱力というのはこの捻りの力を最大限引き出す為に必要なものな のです。 どうして捻り運動を行う際に脱力を行うと力を最大限に引き出すことが できるのかwww SSCという言葉を、君は聞いた事がある? 正式名称を「ストレッチ・ショートニング・サイクル」というのですが、筋肉が外力によって伸ばされる際に、これ以上伸びないという所まで伸ばされると、その筋肉を伸ばそうとしている外力に負けないだけの力、筋肉が持つ最大の力を発揮するという現象のことを指しています。 普段、我々が随意的に筋肉を動かしているときは、脳の方でブレーキを掛け ており、どんなに頑張っても筋肉が持つ力の80%を発揮させるのが限界です。 SSCという働きを利用することにより、筋肉が持つ力を最大限使う ことが出来るようになるわけww この素晴らしい効果を持つSSCを利用するため、つまり筋肉を伸ばす為には、筋肉がリラックス、つまり脱力している必要があるわけです。 脱力することによってSSCをいつでも起こせるように準備し、捻り運動を行 うことでSSCを引き出す。 この黄金パターンを行うために脱力が必要なのです。 構えの時にただ脱力をしようとしても、脱力出来るものではありません。 脱力にもコツがあるのです。 そのコツとは、ずばり小さく動き続けること。 プロ野球中継を見ていれば解りますが、打てる打者は皆、構えのときにソワ ソワしているように小さく動き続けています。 つまり、動作が止まっていないのです。 この小さい動きを適度に行うことにより、脱力が格段に行いやすくなるw
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