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「遠距離って寂しいよね。でもさ、やっぱり好きなら、頑張るしかないよ。
寂しいと、人は弱いから、誰かに頼りたくなる。
特に、君は初めての一人暮らしで、余計に寂しいと思う。
でも、優しくされて、流されちゃ駄目だよ。
浮気とかしちゃ、駄目だよ。
だから、寂しくてどうしようもない時は、俺と遊べ。
そんで、彼氏と一途に付き合っていって」
「うん。分かった」
「絶対だよ?」
「うん。絶対」
「指切りしよう」
「そこまで?」君はちょっと笑う。
「だって、なんか嫌なんだもん」
「分かった。指切りね」
「うん。指切り」
僕と君は指切りした。
後からこの時の話をした時、
あれは告白に近いよね? って話をした時。
君は気付かなかったよ、と言っていた。
「でも、大切に思ってくれてるなと思った」って。
うん。
それは間違いじゃない。
君は大切な人だよ。
いつか、離れ離れになっても。
大切な人のままだよ。
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