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今日また
新しいボクが
産まれたようだ
そしてまた
古いボクが
埋められた
ありがとう
またね?
そしてありがとう
深く
深く
さらに
深く
ボクはボクを
ただひたすら
埋めていく
カラダが痛みを伴って
大きくなるにつれ
要らなくなった
ちいさなボクを
引きずられ
踏まれ
嘲笑われ
唾を吐かれ
それでも
ずっと
ボクを護ってくれて
ありがとう
穴の底には
ほら
ボクがいっぱい
いるから
ね
怖くないでしょ?
ありがとう
さよなら
ボクが愛した
かつてのボク
またひとつ
ボクは
オトナに向かって
キミを殺す
さよなら
さよなら
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