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アリス「私に犯罪を犯せと?」
クロロス「無理に…とは言わない。だが、俺達が普通の人間に戻れるにはこの方法しかないんだ…」
クラロスの表情には混沌としたものが滲み出ていた。
クラロス「俺達の中で魔法が使えるのはアリス、君しかいないんだ。」
アリス「貴様のその目に何度騙されたことか。」
2人の間には“過去”があった。深い“過去”が…
沈黙が続いた。
先に口を開いたのはアリスだった。
アリス「私が動くことによって皆が助かるなら…私がするしかないか。」
クラロス「本当か!すまない…ありがとう。」
アリス「まずはどうやって忍びこむかだな…」
クラロス「向こうの警備やら封印されてる場所やらを調べないとな…
よし。それに関しては俺がやろう。数日後またくるよ。」
アリス「今から動くのか??今日はもう遅い。そんなに急がなくても…」
クラロス「ゼンハイソゲ。言うだろ?」
アリス「なら街まで送ろう。」
こうしてクラロスは帰っていった。
懐かしい香を残して。。。
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