†不信な影†

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ルカ達は教室に着いた。 そこにはがらの悪いやつらや、下ばかりを向いて本を読むがり勉タイプなやつもいる。 ローズ「緑クラスにまともなのはいないよ。」 ローズの一言で全て納得いった。 緑はクラス最下位。 この学校の落ちこぼれなのだ。 ローズ「ルカ、“アリス・キリマン”様を知ってるか??」 席に着くやいなやローズは聞いてきた。 ルカ「も!もちろん知っているぅ!!!すごーいおかただぁ!!!!」 声が上擦るのも無理はない。 アリスはルカだ。 ローズ「あの方は素晴らしい方だよ。私のもっとも尊敬するお方だ。 ここにいるみんなもさ、みんなアリス様を目指して、尊敬してこの学校に入った。 なのにさ。少しだけできないからって切り捨てさ。嫌になるよ…」 え? 違う… 魔法って才能とか関係ない。 誰でも…誰でも努力さえすればできるものなんだ!! 私がそうだった。 昔は落ちこぼれだったけど師匠に会ってきちんと教わってからは激的にかわったんだ!! 魔法学校とはきちんと魔法を教え、導く場所ではないのか!? 間違っている!!! ローズ「ま、世の中そんなもんなのかな~」 ルカ「違う!!絶対違う!!!!」 ルカは叫んだ。 なにか悲しかったから。 ロバート「何が違うのかな?」 後ろから担任のロバートが割って入ってきた。 ローズ「な、なんにもありません!!ルカ行くぞ!! …あんたはよく叫ぶな…」 こうして退屈な授業は始まり、終わっていった。
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