†不信な影†

4/7
前へ
/145ページ
次へ
スコット「あくまで俺の予想なんだが…次やるとすれば明後日だと思うんだ。」 ルカ「根拠はなんだ??」 スコット「明後日はオニバス学園とのパートナーシップ会がある。みんなが学校を出て行く日だ。パートナーシップ会は2日間あるから、もしこれでビンゴすれば明々後日もやるって寸法よう!!」 ルカ「…。 すまん。わからんことだらけなんだが…。」 スコット「そ、そうだよな💦すまない💦 まずオニバス学園は剣士の育成校だ。バレンティアの剣士バージョンと思ってくれたらいい。 んで、パートナーシップ会とは今度開催される【トップ オブ No.1】祭のためのパートナー決めをするんだ。魔術士と剣士2人でワンペア。こんな制度なのはおまえらのせいなんだからな!」 ルカ「わ、悪かったな!!」 昔、アリスとクラロスが付き合ってたことでこの制度ができたらしい。 スコット「んでまぁ、そのためにみんな出ていっちまうのさ。そしたら学校に残るは先生だけだしな。」 ルカ「なるほどな。だから明後日、明々後日か~。 よし!!明後日から学校中くまなく監視してやろうじゃないか!!」 ルカは天高くに拳を突き上げた。 スコットはそれを見てため息をつく。 スコット「はぁ…ルカ君。君はパートナーシップ会に行くんだよ。」 スコットはルカに向き直り肩に手を置いた。 スコット「アリスが行かなかったら大変なことになっちまうだろうが!!一日目は行く。二日目は仮病で休め!!」 スコットはウインクして見せた。 ルカ「スコット…それでも先生か?💧仮病って…💧」 スコット「柔軟性も強くなるための1つの要素さ♪」 夏が過ぎ、少し冷たくなった秋の風が窓から入り、2人の間を通り過ぎていった。
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

380人が本棚に入れています
本棚に追加