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アリス「あれからもうすぐ100年か~」
ーーー現在(1987年)ーーー
~キノト国~
ヴァース国は滅び、新しく“キノト国”ができていた。
戦争で人間側は国を失ったが滅びることは防いだのだ。
だが戦争により四戦士もヘニアス3世もライアンも戦死したと考えられていた。
しかしー
アリス「私はもーすぐ125歳の誕生日を迎えちまうよ。」
そう。
アリスは生きていた。
アリスだけではない。
四戦士、そしてライアンは生きていたのだ。
残念ながらヘニアス3世は本当に戦死したらしい。
だが、彼らには“呪い”がかかっていた。
“永遠の命”
彼らは死ぬことを許されてはいない。
ライアンはその事実を知ったのちに『一人の人間が国を何年も統治することはできない』とヴァース国再建を諦め、今は“呪い”を解く手段を探している。
四戦士はちりぢりになりそれぞれでこの状況に苦悩し、落胆し、楽しみ、お気楽に過ごしていた。
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