約束…千年の恋

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黒猫はベッドの上にちょこんと座り足で耳を掻いていた 「……何でいつも私のところにくるのよ」 茜の小さな呟きに黒猫はにんまりと笑う 『君はあかねだからね』 「は?」 黒猫は大きな金色の瞳で茜の顔をじっと見つめた 『桜が待ってるよ』 黒猫は立って少し身震いをするとそう答え窓の方へと歩いていった
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