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ローマに住む、八歳の少女の話。
その少女はいつも「私は鳥なの、空を飛べるの」と言っていた。
そのため両親は、何か精神的な病気なのだろうか?と心配していた。
ある日両親は、少女を家に残して買い物に行った。
しばらくして両親が買い物から戻ると、少女が庭で死んでいるのを発見した。
奇妙な事に少女の死因は、急激な気圧の変化による肺や内臓の損傷によるものだった。
「私は鳥なの、空を飛べるの」両親の頭からはこの言葉が離れなかった。
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