第一話

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弁解、を…… 「…っくしゅん! す、すみません…!あの、えっと、私…」 二回のくしゃみに邪魔されて、私は自分が敵なのか、そうじゃないのか、全くわからない状態になってしまった。 くしゃみ二回? 確かくしゃみ二回は憎まれてるという事だったろうか。 あぁ、まさにこの状況じゃないか。 頭の隅で冷静に考えていると、後ろの男人から舌打ちが聞こえた。 「で、結局おめぇは何なんだよ!」 激しいツッコミが、私を襲う。 そんな事を言われても、私だって何がなんだかわからないのに…。  
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