YN.06 道

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            『……俺は       ずっと、         あやねを好きなんかわからんかった。』           「え……?」           『そのまま       …そのまま聞いて……』             怖かった           こんな機械で   こんなただの道具で     君と繋がっていることが               電話を切られるだけで         また、君を失ってしまうから                     「わかった……」             『………ごめんな           いつも、一人にさせて…』                 いつも       俺は寝るためだけに   あの家に帰ってた           せやけど     君は毎日毎日   俺のご飯作ってくれて   洗濯とか掃除もしてくれてた           気付いてたのに     何も言えなかった。    
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