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みけは ゆめをみました。
あれ?
このゆめは…そう みけに あかいマフラーをくれた あのこと であったひの みけにとっては たいせつな たいせつな ひの きおく。
『ぅわっ きったない』
『ねーママぁ』
『だめよ あんなきたないの』
そぅ まだ みけが こねこだったころ。
はじめての ふゆは こねこの みけには とても つらい きせつでした。
おなかが へり さむさで うごけなくなった みけを だれも たすけてくれません。
みけが あきらめかけた そのときです。
『あーっ! こねこや♪』
と ちいさな おんなのこが みけに きづきました。
どうせ ダメだ。
と おもっていた みけには その おんなのこが つぎに したコトが しんじられませんでした。
『はぃ おなか すいとんのやろ?』
と フクロから にぼしと かつぶしを とりだしました。
みけは むちゅうで たべはじめました。
おんなのこは
『あんな それ おつかぃのやねん。でも あげんねん。といちで かすから、いつか かえしてな』
と [といち] が わかっているのか いないのか いいました。
『んで きょう さむいやろ?やから これも』
と いって あの あかいマフラーを みけに まきました。
みけは なんだか とても あったかくなって ふゆを こえられました。
みけは この おんなのこを いまでも おぼぇてるのかな?
それは次回のお楽しみ
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