第1章~好奇心は旅の始まり~

2/7
前へ
/9ページ
次へ
その昔世界は10の国に別れていた 火の国 水の国 風の国 雷の国 雲の国 霧の国 天の国 地の国 闇の国 光の国 火の国は火の神を奉る国 そしてそれぞれの国にもそれぞれの神を奉っていた だが10の国は歴史450年の時を経て全ていきなり姿を消した 噂では強大な力で姿を消されただけで今もどこかに存在すると言う 『…という話を作ってみたんだがどう思うか?』 『さぁ~……ていうか来駕は発想力が凄いね』 今意気揚々と自分が作った話をしていた少年の名前は《来駕》今年で15になるまだまだ青二才の少年だ、とにかく落ち着きがない 『そんな事よりよ翔、昨日も北の洞窟に行ったんだけどよ』 これまで黙って話を聞いていた少年の名前は《翔》来駕よりも大人に見えるのは冷静だからだろう 『また~?飽きないの?』 『ばっか!!絶対あの洞窟には何かあるって!!』 『ん』 翔はいきなり右手を広げ、来駕に向ける 『な、なんだよ…』 『証拠』 翔はニカッと笑い、向けた手を広げたり閉じたりする
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加