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いつもと変わらない道をただ掛けて行く。
空は青くどんどん暑さが増して行く。
セミも煩わしいほど泣いている。
学校に着き、駐輪場に自転車を置くと、グランドに向かって歩いた。
「なんかさぁ―姉貴が朝から不機嫌なんだよなぁ―」オレはキヨに言った。
それを聞いたキヨが驚いた顔で
「マジか!?怒らせちゃったんか??なにやったんじゃ??」
キヨは語尾に「じゃ」とか「のう」を付ける。
だがこの地方の物ではない。
「わかんねぇ―から困ってるの。」
オレが言う。
「ま―思い出せ!!てか今日はキャプテン決めるとさ。」
キヨは話しを変えてきた。
変えんなよ…
オレはどうしたらいいんだよ…
「だな。楽しみだな。」
話している内にグランドに着いた。
部室にある自分のロッカーにバッグを入れて準備しに部室を出た。
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