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「ふぅん…そう。それなら良いわ」
「…?」
肩を竦めながら両手をくいっと持ち上げ、アイリィに背を向けた。
大人しく引き下がるリズゥに嫌な予感が背筋を通り過ぎた。
「貴方が騎士試験にでたくなかったら、それで良いのよ?ただ、皆に一人前とは認められないけどね…?」
背を向けたままのリズゥだったが、半ば脅しに近い上にオーラで殺気立っている事がよくわかった。
「うぅ…っ」
アイリィもこれを言われると弱い。
リズゥはそんなアイリィを無視し「ご飯食べましょうか」と、何事もなかったかのようにいった。
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