嫉妬

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愛してほしいだけなんだ。   僕だけを見てほしいだけなんだ。   それなのに君は、別の奴と話す。   許さない、 許さない許さない許さない。   思いは加速していく。   止まる所を知らぬ水のように。     どくん、どくんと脈を打つ。   次第には自分の心臓の音が聞こえなくなる。 僕が聞こえるのは君の声。 嫉妬に駆られた僕が聞こえる 唯一の音。
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