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「倉庫にもなります故、戦闘中は引き出せないようになってしまいます」
「へぇー」
「では、アイシーを開いて下さいませ」
「開く?」
俺はセバスチャンの右手に持っている携帯サイズのアイシーを取り、首から下げる紐を首に掛け、アイシーを開いた。
「おっ? 何か出てきた!」
「お名前、そしてメニュー画面でございます」
「ふ~ん……。俺の名前だな。斬之介、所持金0円、1ステータス、2持ち物、3装備、4倉庫、5通信、6マップ、9設定、0ヘルプ」
「メニューのソートも可能でございます。詳しくはヘルプでご確認下さいませ」
「説明するっつったじゃん!」
「では、1ボタンを押して下さいませ」
「はいよ、1パラメーター、2魔法・スキル」
「再び1ボタンを」
「ん? 棒グラフ……。STR、CON、SPD、PHY、INT」
見慣れないステータスだな。CON、PHY? 集中力に体力か……。
「このグラフは既に減ってるけど? グレーがマックスで緑が現在を示しているんだな?」
「はい、体調により変化致します」
「体調?」
「はい」
「なるほど……。風邪をひいたり疲れたりしたら減るって事か……」
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