出会い

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俺は黙ったまま、恥ずかしくてなにも言えなかった。 「亮さんを助けたとき、女の子かと思いましたよ」 亮の手をつかみ自分のほうへ引き寄せた。 亮は力に負けて、覆いかぶさるように倒れた。 「何するんだよ!」 立ち上がろうとしたが…、頭を両手で押さえ引っ張られ、キスをされた。 「!んっ…」 (今何されてるんだ…?流部とキスして…キスされてるー!) 除けようと思ったのだが、次の瞬間、流部がうえになり、またキスをされた。 今度のは軽いようなものじゃなく、深くて長いキスだった。 (やっなんだこれ、しかも舌絡まってる…) 左手で頭を押さえ付けられ、右手で尻を触られ、身動きが出来なかった。 「流部っ…なっ何す…」 抵抗しようとしても、流部の力に圧倒されてしまい、押さえ付けられてしまった。 「逃げようとしたって、駄目ですよ。」 蛇が睨み付けているような目で、亮を見た。 亮は、抵抗をして足をばたつかせたが全く無力だった。 「俺は、ずっと亮の姿を見ていたんですよ。」 と言いながら、また亮へ口付けを落とす。
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