726人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は黙ったまま、恥ずかしくてなにも言えなかった。
「亮さんを助けたとき、女の子かと思いましたよ」
亮の手をつかみ自分のほうへ引き寄せた。
亮は力に負けて、覆いかぶさるように倒れた。
「何するんだよ!」
立ち上がろうとしたが…、頭を両手で押さえ引っ張られ、キスをされた。
「!んっ…」
(今何されてるんだ…?流部とキスして…キスされてるー!)
除けようと思ったのだが、次の瞬間、流部がうえになり、またキスをされた。
今度のは軽いようなものじゃなく、深くて長いキスだった。
(やっなんだこれ、しかも舌絡まってる…)
左手で頭を押さえ付けられ、右手で尻を触られ、身動きが出来なかった。
「流部っ…なっ何す…」
抵抗しようとしても、流部の力に圧倒されてしまい、押さえ付けられてしまった。
「逃げようとしたって、駄目ですよ。」
蛇が睨み付けているような目で、亮を見た。
亮は、抵抗をして足をばたつかせたが全く無力だった。
「俺は、ずっと亮の姿を見ていたんですよ。」
と言いながら、また亮へ口付けを落とす。
最初のコメントを投稿しよう!