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………
あれから数十分。
寝ようとしてるわけだが……
「な、なに?」
「え?別になんでもないよ」
ハネが俺の布団に潜り込んできた。
唯もハネもなんで……
「もう寝るぞ」
「構わないよ」
案外潔かった。
電気を消して、俺が寝ようとすると、
「ふうたん……」
「ん?」
「しばらく泊まってもいいかな?」
「別に構わねぇけど」
また急に……
「居候先の先輩と喧嘩しちゃって」
こいつも喧嘩か。
居候先の先輩となると……
こりゃかなり長い時間になるな。
唯の前例があるから、女子と同居はなんてことはない。
「そーゆーことでよろしく~……」
それだけ言って、そのあとは寝息を立て始めた。
「……寝るか」
………
……
…
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