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明後日、病院を退院し、トビラと宗助は徒歩で家に向かっていた。
「ん、そういえば、いい忘れていた」
「何を?」
「妻は離婚していないが家には俺の実の娘がいるからな」
「へ?」
トビラの足が止まる。
「ん、お前と同じ歳の小学5年生、今は学校に行ってる時間だから家にはいないだろうけど仲良くやってくれ」
「そ、そんな大事な事聞いてない!」
「だから、いい忘れたけどって言ったろ、……そういえば、娘にもお前の事も、今日から住むことも言ってなかったな、まあ、いいか、あ、そこ曲がったら俺んちだ」
「えぇぇぇー」
いい忘れって忘れるかな、普通
「さっ、これからは家族3人でがんばろう!アッハッハ」
豪快に笑う宗助
それから5年の月日が流れ、
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