├2.深夜の電話

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├2.深夜の電話

きっかけは昨日の電話だった。 夫はブログラマーで何日も帰ってこない事もよくある。 昨日もそうだった。 「帰れない…」 言葉少なに夫はそう言った。 受話器越しに煙草をつける音が聞こえた。 イライラしているのが何となくわかった。 「そんな…」 私は思わず言いたい事を黙ってしまう。 時計は深夜の1時、娘は待ちくたびれて眠ってしまった。
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