11427人が本棚に入れています
本棚に追加
/335ページ
ノア『と、言うわけでここに居候させて頂きます』
ノアの一言で雨宮家の食卓が止まった
千鶴は掴んでいたサラダのプチトマトを落とし
杏子は鮟鱇(アンコウ)のような奇妙な魚に醤油をかけたまま停止
螺旋はお茶を吹き出し咳き込む
麻理さんは俺を見ながらニコニコ……いや、ニタニタ?
俺は間違えてプチトマトをヘタごと食ってしまった
ノアと雨の中話した後、気づけば夕方になっており、あまりにも心配だから雨宮家に泊めてもらうことにしたのだ
だが、翌朝の朝食時
ノアの意外なお料理スキルが発動し、今は日本の食卓に並んでそうなご飯、味噌汁らしきもの、焼き魚(鮟鱇)、サラダを食べているのだが
ノア『と、言うわけでここに居候させて頂きます』
螺旋『二度繰り返すなっ!!』
螺旋が湯飲みをドスンッとテーブルに置く
杏子は「おわぁっ!」と醤油塗れの魚に醤油をかけるのをやめる
麻理『いいわよん♪』
ノア『ありがとうございます』
千鶴『いいの?お母さん』
麻理『部屋はまだ物置を合わせて2つあるから♪』
ノア『金銭的な問題は私の方は私で出します
これでも父の多額の貯金とギルドで稼いだお金があります』
どうやら、このメガネロボは今まで野宿、もしくはホテルに泊まっていたらしい
そしてなんとノアは「優座様をお守りする為に一番近くにいるのがベストなので」と言い居候発言をしてきた
しかもOKされてるし……
最初のコメントを投稿しよう!