異世界式魔法ドッチボール大会

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千鶴『あとは普通のドッチボールと同じかな 外野から内野に戻れるのはジョーカーの人が当てられた時だけだしね』 千鶴と杏子の説明を日影で涼しく聞いていると、何だかグラウンドが少し騒がしくなってきた しかし、バレル先生だけ右往左往する人達の中からゆっくりと歩き、日影で涼しんでいる俺達の方に来る 優座『ん?なんかバレル先生が来るぞ』 杏子『あり?なんか騒がしくないかな?』 バレル『そ、騒がして仕方ない なんせ日射病続出だからな』 そんな中、かなり余裕で日影で俺達と涼しんでいるバレル先生は所詮他人ごとでしかないように言い放つ バレル『まっ、ウチのクラスも8人くらいやられてるがな』 千鶴『他人事じゃない領域ですよそれ………』 それでも、やっぱり日影で涼しんでいる俺達は、やはり他人事の領域なんかもしれない バレル『だが、嬉しい誤算があった 勝ち抜いたチームの殆どが日射病でやられてる ウチのクラスにはさり気なく日影に避難するように言っておいたから心配はない まぁ、バカなのが8人いたがな』 優座『殆どって事はまだ何チームかは大丈夫なんですか? あと杏子、1人で水がぶ飲みするな』 バレル『殆どは負けたチームばかり生き残った 上がりのチームで生き残ったのは2年の時組だ まぁ、あの生徒会長が日影に避難させたんだろう いきなり決勝戦だが頑張れよ』 結局、俺達のチームの対戦結果は変わらず みんなが右往左往するなかで俺達四人は試合まで涼しんでるのであった
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