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サカエの一言一言に心が痛んだ。
サカエがそんな風に思っていたなんて知らなかった。
でも……それでも僕にはサカエが必要だって言える。
サカエが信じてくれなくても僕が生きていくのにサカエが必要なんだ。
サカエの一撃を避けつつ風を一点に集める。その一点を固定。
「サカエ。僕が悪かったなら謝るから一緒に帰ろう!!ソウカが料理作って待ってる。ミズキだって心配してる。サカエを必要としてる人はいるんだよ!!」
剣は正確に僕を狙っていて避けるのは少し下がればいい。それが違和感だった。避けらるのを前提で剣を振っているようなサカエがいて僕はさっきまでの殺気が消えているような錯覚に陥る。
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