第5章 華の季節

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俺は少しうかれてたけど、教室で沢山の人と話してた。 あ、頭ん中はパッティのことで一杯だけど キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴る。 皆にさようならして家に帰る。 俺は裕二と下校した。 あ、お昼どうしよう… ~~~~~~~~~~~~ そんなことを考えながら、家に帰ってきた。 「幸、おかえり」 「ただいま」 和香羽がそっけなく言う。 「和香羽、俺さ、午後裕二ん家行くから」 「あぁ、そぅ」 俺は冷蔵庫にあったものを適当に使って、肉じゃがとかを作る。 「和香羽、座れ」 俺は昼食を机に運ぶ。 「ありがとう」 和香羽が言う。 「いただきます」 モグモグ…… なんか、静かだった。 「幸」 「は…」 和香羽が呼んだんで、そっちを向く。 「何かあったら言えよ」 「はっ、俺より年下がいっちょ前に……」 「幸は、人に言えないことを、沢山心に詰め込んでるから…。私に出来ることなんて、たかが知れてるけど、相談、のるから」 和香羽はそれだけ言うと、2階に行った。 「………」
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