1996年夏
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深夜に帰宅し、明日の朝食の準備中に泣き崩れてしまった日もあった。「もう限界だ」と。 でも、家内はもっともっと耐え、そして闘っていたのである。 同室の仲間が、一人、また一人と無言で帰宅して行く中で。 家内の入院生活は続いた。
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